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インフルエンザは、『冬に流行する!』という一般的な常識がありますが、実は近年、世界保健機関(WHO)や様々な国の医療機関の調査によると、インフルエンザは熱い夏であっても流行して、感染してしまうということも確認されているのです。
夏にインフルエンザで学級閉鎖!
私の会社の奥さんから聞いた話では、その奥さんの子供が通っている小学校でも、昨年の夏にインフルエンザにより、学級閉鎖になったそうです。夏休み明けの9月でしたが、まだ真夏の暑い時期に一人の子供が熱を出しました。
親も教師も「夏風邪か熱中症かな・・・」と思っており、まさかインフルエンザに発症していたとは思わずに、子供も頑張って授業に出ていたそう。
しかし、急な高熱を引き起こしたため、病院で診察をしたところ、なんとインフルエンザだったのです。その時にはすでに学校内で感染者が増えて、ついには学級閉鎖になってしまったそうです。
このように、近年では冬でなくても、夏でも当たり前のようにインフルエンザに発症したり、流行することもあるのです。
しかし、ここで様々な疑問も出てきますよね。。
- 夏のインフルエンザの症状とは?
- 夏風邪や熱中症との区別は?
といった疑問をお持ちのかたが非常に多くいます。
確かに、冬のインフルエンザの症状なら、なんとなく皆さんもご存じのはず。では一体夏のインフルエンザにはどんな特徴があるのか、また、同じく熱が出る夏風邪や熱中症とはどう区別して判断するべきなのか、この2つが最大の疑問点であります。
インフルエンザを拡大させないためにも、夏前に家族みんなで確認をしておきたいですね。
ということで今回は、夏の時期にインフルエンザに発症すると、どのような症状が出るのか?また夏風邪や熱中症との違いに関してもご紹介していきます。
では早速皆さんで確認していきましょう。
インフルエンザが夏に流行する最大の理由とは?
一般的にはインフルエンザは冬。しかし、先ほどもお伝えしたように、医療機関や世界保健機関(WHO)の調査で暑い夏であってもインフルエンザにかかることは分かっています。では、ここでなぜ夏にインフルエンザにかかってしまうのか?について確認をしていきましょう。
早速ではありますが、最大の理由は…
- 常夏の東南アジアでは雨季に流行るため!
(旅行者から感染してしまうケース。) - 沖縄では夏に流行ることがあるため!
この2つが真夏に感染するインフルエンザの最大の理由なのです。
アメリカ合衆国にある研究大学として有名なアリゾナ大学の調査で分かったことは、まずは私たちの一般的な常識である『低温低湿』をインフルエンザウィルスは好むこと、そしてもう一つは東南アジアのような暑い時期であっても湿度が高く雨季の時期にはインフルエンザウィルスに感染しやすくなることが分かったのです。
また沖縄では、真夏の暑い時期には、部屋の冷房を本土の夏に比べて、より低温にすることが分かっています。そのため、沖縄の夏の室内環境は『低温低湿』となってしまい、インフルエンザウィルスが好む環境が出来あがってしまうのです。
東南アジアで雨季に拡大ってなぜ?
体内からビタミンDが減ってしまうと、免疫力が下がってしまい、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。東南アジアのかたの皮膚は色が濃いので、日光の吸収が失われやすい雨季の時期になると、ビタミンDが低下して、インフルエンザに発症しやすいと言われています。
このように日光(紫外線)の吸収がビタミンDの体内の生成に重要な役割を果たしているため、近年日本も夏場であっても、適度な日光浴をオススメしているのです。
それでは、暑い夏であってもインフルエンザに発症することが分かったところで、本題の夏のインフルエンザの症状を確認していきましょう。
夏のインフルエンザ!『+α』の症状に注意せよ!
冬のインフルエンザの症状はすでに皆さんもご存じかとは思いますが、ここでおさらいしましょう。インフルエンザのA型とB型ともに感染すると、1~3日間ほどの潜伏期間のあとに、高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、全身症状などの症状が突然現れ始めます。その後、咳や鼻水などの症状が続いて、1週間くらいで症状が改善されます。
では夏のインフルエンザはどうなのでしょうか?・・・早速ですが、答えからお伝えすると基本的な症状は上記のように一般的な冬のインフルエンザと変わりません。しかし、ここで注意をしてほしいことがあるのです。
夏のインフルエンザは…
- 『夏風邪』と併発する可能性があること。
- 『熱中症』と併発する可能性があること。
このように、インフルエンザに『+α』として2つの病気にかかってしまうことがあります。
インフルエンザから夏風邪や熱中症に…または夏風邪や熱中症からインフルエンザに…なんてことになる可能性があるということ。どちらにしても、免疫力が低下している状態となっているため、同時に2つの病気になる!ことがあるのです。
そのため、高熱は出ているが、夏風邪や熱中症の症状である『腹痛や下痢』が起こったため、「夏風邪かな。」とか「熱中症かな。」なんて思っていたら、インフルエンザも同時に発症していた!なんてケースもあります。
夏のインフルエンザのまとめ!
ここで簡単に夏のインフルエンザをまとめると、夏風邪や熱中症も併発して、インフルエンザの症状とプラスして腹痛や下痢の症状が続く可能性があります。そのため、『インフルエンザの症状と+α(腹痛や下痢)の症状が起こることがある!』ということは覚えておきましょう。
それでは、さらに夏風邪と熱中症の症状を詳しく確認して、インフルエンザと区別するために、下記でチェックしていきましょう。
夏風邪と熱中症との症状の違いをチェック!
夏に流行る病気として、主に夏風邪と熱中症があります。インフルエンザと併発してしまう可能性があることはお伝えしましたが、より詳しく夏風邪と熱中症の症状を確認して、インフルエンザと区別できるようにしておきましょう。
まずは夏風邪から確認していきます。
夏風邪の症状とは?
夏風邪は『熱(37℃~38℃)』『咳』『腹痛』『下痢』などが主な症状です。
熱中症の症状とは?
熱中症は『めまい』『頭痛』『意識障害』『大量の汗』『熱(37℃~38℃)』『腹痛』『下痢』などが主な症状です。
上記の症状から分かることは、夏風邪と熱中症では熱が出ても平均して37℃~38℃であるため、『38℃以上の高熱!』になってしまった場合には、夏のインフルエンザの疑いがあるので、早急に病院で診察してもらいましょう。
※下記の記事も是非参考にしてください。
⇒インフルエンザと風邪!症状の違いと簡単な見分け方はコレ!
ただ、夏風邪や熱中症であっても、38℃以上の高熱になる可能性もあり、そのような場合にはとても危険な状態といえるため、夏場に高熱になった場合には、自己判断はせずにやはり病院で診察をしてもらうのが良いと言えるでしょう。
また病院や医師によっては、夏のインフルエンザを全く疑わないなんてこともあります。そのため、今回の記事を確認して、少しでも「夏のインフルエンザでは・・・?」と思った場合には、診察をしてもらう際に、『インフルエンザの可能性がある。』ことも医師にしっかりと伝えましょう。
夏のインフルエンザは病院で検査できるの?
夏のインフルエンザも冬と同様に、検査器具を鼻などに入れて、体内にインフルエンザウィルスが潜伏していないか確認ができます。また血液検査によって、体内にインフルエンザの抗体ができていないチェックする事が出来るのです。
それでは最後に夏のインフルエンザの対策と治し方を確認していきましょう。
夏のインフルエンザの対策と治し方とは?
ここまでで、夏であってもインフルエンザに発症してしまう可能性は十分に考えられるということをお伝えしてきました。では、最後に気になる夏のインフルエンザの対策と治し方をお伝えしていきます。
夏のインフルエンザの対策は?
夏の暑さによって、『体力消耗』『食欲不振』『疲労や倦怠感』『自律神経の乱れ』などといった夏バテの症状が現れると、免疫力が著しく低下してインフルエンザにかかりやすくなります。
そのため、夏のインフルエンザの対策は…
- 栄養の高い食べ物と水分補給の徹底する!
- 睡眠をしっかりと摂ることを徹底する!
- エアコンを調整して適温を徹底する!
(夏場は26度~28度が適温とされます。)
上記3つの対策に関しては、特に夏の免疫力を維持向上させるために大切なこととなります。
また、夏であっても、手洗い、うがいも徹底をして、場合によってはマスクを着用することも必要でしょう。
※下記の記事も是非参考にしてください。
⇒インフルエンザは水を飲むと断然かかりにくい!治りやすい!
万が一インフルエンザにかかってしまった場合の治し方に関しては、夏であっても冬と特に変わりはありません。インフルエンザだと認識したら、直ぐに病院へいって抗インフルエンザ薬であるタミフルやリレンザを処方してもらいましょう。
また感染を防ぐために、会社や学校は休んで、自宅療養してください。インフルエンザは早期に発見する事が大切であり、48時間以内に抗インフルエンザ薬を飲む事によって、ウィルスの増殖を抑える事ができるので、症状は比較的すぐに落ち着き治りも早くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は夏のインフルエンザの症状に関して詳しくご紹介してきました。
基本的な症状は冬のインフルエンザと変わりませんが、
夏のインフルエンザは…
- 『夏風邪』と併発する可能性があること。
- 『熱中症』と併発する可能性があること。
このように、インフルエンザと+αとして2つの病気にかかってしまうことがあるのです。
インフルエンザから夏風邪や熱中症に…または夏風邪や熱中症からインフルエンザに…なんてことになる可能性があるということ。どちらにしても、免疫力が低下している状態となっているため、同時に2つの病気になる!ことがあるのです。
また夏風邪と熱中症も熱が出ることはありますが、平均して37℃~38℃であるため、『38℃以上の高熱!』になってしまった場合には、夏のインフルエンザの疑いがあるので、早急に病院で診察してもらいましょう。
夏の病気も様々ありますが、やはりどの病気に関しても免疫力を維持向上させることが大切です。そのため、「栄養の高い食べ物と水分補給の徹底する!」「睡眠をしっかりと摂ることを徹底する!」「エアコンを調整して適温を徹底する!」ということは、暑い夏は特に意識をして病気にかからない健康的な身体を維持しましょう。
インフルエンザに罹る人と罹らない人の違いとは?はい、答えは正しい知識をもっているか?もっていないか?が大きな違いです。という事でインフルエンザの攻略ガイドと題して、私がインフルエンザに関して書いた記事をまとめましたのでご紹介します。
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